2016年11月

宇奈月温泉で
トロッコ電車

山彦橋
  ▲山彦橋と新山彦橋

富山県内最大の温泉地

 所用で加賀(石川県)に向かう道中、黒部峡谷の入口に位置する宇奈月温泉に立ち寄りました。 源泉は黒部川を約10km遡った黒薙温泉からの引湯、1917(大正6)年営業開始当初は「引湯樋(とい)」を使っていたため、源泉では90度以上あっても沸かし直しが必要。1923(大正12)年に「引湯管(パイプ)」になり、冬場でも55度の源泉が使えるようになったのですが、そのパイプ、木材をくり抜いて作ったもので、その写真がこれ“赤松製引き湯管”です。これが渓谷沿いに10km近くも引かれているのです、凄いですね。日本の木造建築の素晴らしさには以前から感動していましたが、このような技術も感動ものです。
 翌日トロッコ電車に乗り「宇奈月」から、源泉のある「黒薙」、終点の「欅平」まで紅葉を楽しんだのですが、その車中からも引湯管を眺めることができました。

2016.11.6

古都、金沢で
メープルの紅葉

メープルの紅葉
  ▲金沢市役所に向かうメープル並木の紅葉

金沢城公園で加賀百万石の栄華にふれる

 「一日の仕事・用事」に「二日の観光」がプラスされる私のパターン、加賀市に入る前に金沢に寄りました。今回は、兼六園を通過して金沢城公園から香林坊をゆっくりと。スケールの大きな城郭建築に見とれながらも、特に、白い鉛瓦、グレーのパターンを持った海鼠壁平板瓦、各種の石垣に興味をそそられました。と言うのもボランティアガイドさんをお願いし、知らないことを多く聞かせてもらえたから。深く知ると楽しさが倍増しますね。

玉泉院丸庭園から

 タモリさんが“ブラブラ”歩きながら知られざる街の歴史や人々の暮らしに迫る「ブラタモリ」で取り上げられた金沢城公園の玉泉院丸庭園を楽しんでいる時、眼下の町並みからひときわ鮮やかな紅葉が飛び込んで来ました。庭園の紅葉は‘今一つ’だったので、惹かれました。香林坊に向かう方向でもあったので、そそくさと「赤い」方向に。紅葉の正体は、西洋カエデ、「メープル」でした。カナダで有名なあのカエデだったのです。鮮やかなメープルの紅葉、初めて見ました。

2016.11.7

強酸性の温泉水
に繁茂する
チャツボミゴケ

チャツボミゴケ
  ▲穴地獄のチャツボミゴケ

テレビの紹介番組を思い出し

 この日は信州佐久での用事の帰り道、草津温泉の奥(中之条町六合)にあるチャツボミゴケ公園に立ち寄ってみました。PH2.8の強酸性の温泉が湧出する穴地獄に群生する緑のパターン、不思議な美しさでした。色々な環境に対応する植物があるのですね。

2016.11.22

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