東京・上野で「集落の仏像」と出会う
東京国立博物館で行われている特別展「飛騨の円空」を見てきました。美濃国で生まれた円空は、修験者として各地の霊山を巡りながら立ち寄った集落で仏像を造り残した江戸時代のお坊様。現在、5000体以上の円空仏が知られているそうです。鑿(のみ)の跡もそのまま、荒削りな円空仏ですが豊かな表情が感じられます。上の写真「三十三観音立像(部分)」(パンフレットからコピー)のように暖かく穏やかな優しさから、この展覧会のキャッチに使われている両面宿儺座像(りょうめんすくなざぞう)のように力強いものまで本当に豊かです。 今回出会った仏たち、飛騨の自然の中でもう一度お目にかかりたいです。 それまで、 上の穏やかな観音様は、昨日から私のパソコンの背景画面に入って頂いています。
2013.3.12
|