2008年10月

草津の森で
森林養生プログラム

熊の爪痕とカエデの文様
  ▲熊の爪跡とカエデの文様

癒しの森で自然と親しむ

日本コーチ協会群馬チャプターが草津温泉で「自然と親しむワーク」を行いました。森林を医療や福祉、教育、レクリエーションなどを目的として利用する「養生」としての森林療法です。
森林にはフィトンチッドといわれる健康増進の「揮発性芳香物質」が豊富で、これにはストレスに関係するコルチゾールというホルモンや、交感神経を調整したりリンパ球を活性化させる効果があるといわれています。また、五感を通して刺激を与えることは、コミュニケーション能力を上げるともいわれています。
また、写真のような「熊の爪の跡」や「カエデの若木に現れる木肌の文様」と出会うことは、自然とのつながりや神秘性を感じさせてくれました。

自分の心を観る座禅

草津の湯でゆっくりした翌朝は、自分の心と出会う「座禅」。群馬チャプター会員の武藤コーチの指導を受けて、心に浮かぶものを観て、感じて、そして捨てるという座禅を行いました。色々なことが浮かんでくる、それで良いのだそうです。それを、どんどん捨てていく。

 

2008.10.20

「企業教育」の
新たな役割をさぐる

東大安田講堂入り口
  ▲会場の東大安田講堂入り口

「組織」と「学習」に関する産学協同シンポジウム

 「企業・組織における人材育成」の「明日」を提案する「ワークプレイスラーニング2008」に参加しました。
ワークプレイスラーニングは「研修での学び」に加えて「現場での学び」を重視。そのため、業績向上につながる研修の成功要因として、「事前に職場で行われるべき事」「研修中の学習」「事後に職場で行われるべき事」と分けた場合、それらが成功に与える影響の割合を2:1:2であるとしています。
研修の目的を理解し、それに対する現状と目標を考え明確にしてから研修に参加する。研修後は、学びをいかに実践するか、試してみるか、そのフォロー体制を作り上げるか。これが重要であり、研修企画者は事前/事後の取り組みを一体化させて企画する必要があることを確認しました。
研修を請け負う立場にいる私は、組織内の教育・研修担当者に対して、そこまで踏み込んだ提案をする必要を強く感じました。

担当者の熱意

ケーススタディでは「“問いかけ”としての企業理念」(花王)、「ソリューション営業力強化に向けた現場での取り組み」(NTTソフト)、「トップから始まる全社的CSの職場展開」(KDD)、「人材開発部門の戦略的役割」(あおぞら銀行)の事例が発表されましたが、私が感じたポイントは、担当者が「本気」であること。感動したのは、一人二人が本気になれば千人規模の組織に風を起こすことができる、それを行った事実だ。
私の学びは、私ができることは、研修発注元の担当者を「本気」に巻き込むこと。

 

2008.10.31

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