2008年5月

国宝 姫路城
そこで感じたもの

姫路城天守群
  ▲姫路城の天守群を仰ぐ

我が国初の世界文化遺産登録

江戸時代初期、城郭建築の最高傑作としてそのままの姿を今に残こす唯一の城だそうです。最近、木造建築に興味を抱きます。とくに城郭建築と寺社建築には信じがたい職人の技と「木」自体が持つ偉大性、神秘性を感じます。無条件に伝わってくるエネルギーです。
月末に京都に出かける予定があります。古都の木造建築が何を感じさせてくれるか、楽しみです。

そこに生きた人々

城は元来、戦いの拠点。血なまぐさい歴史を抱えているものでしょう。知識が浅くお恥ずかしい次第ですが、千姫は大阪落城の後、本多忠刻と再婚し姫路城で幸せな日々を過ごしたのですね。その住まいであった西の丸もゆっくりと回りました。「戦」を感じることが少なかったのは、私が脳天気なのか? 「美しい城」でした。

播州皿屋敷

城中に「お菊の井戸」とよばれる井戸が。例の「一枚、二枚、……」恐ろしく可哀想なこの話しの主人公、お菊さんが投げ込まれたという井戸でした。私は「番町皿屋敷」と思っていたのですが後で調べてみると、播州と江戸番町の両方にありました。そして同じような話しは全国各地にあるそうです。家宝といえど皿一枚、人の命と比較するにはあまりにも……。
 

2008.5.10

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