コミュニカティブアプローチ (Communicative Approach)
これは言語学習観(あるいは外国語教授法)の一つとして使われている言葉ですが、我々コーチは成人学習のアプローチとして位置づけています。 新しい知識を入力するのではなく、既に持っている知識・体験を出し合い共有していく中で、新しいものが(知識ですら)現れてくるという考え方。 コーチは何をするのか?「環境作り」と、あるタイミングでの「方向付け」。 環境作りは、コーチが最も注力するところであり、醍醐味を感じるところです。これが上手く行くと参加者(学習者)からどんどん知恵が沸き上がってくる。右脳と左脳への戦略的刺激が必要なところです。
「出力」する事の大切さ
聞いて学ぶ・読んで学ぶは、ただの入力。学んだ事=分かったつもりの事を出力して、初めて分かっていない事に気づく。人に話したり、書き表したりする出力行為には、必ず入力が伴うのです。話しながら自分の言葉を聞いている、自分自身にフィードバックが働くのです。あるいは、人に話してみると上手く伝わらない、よくよく考えると自分でもそこが不明確である事に気づく。出力しようとすると、分かっていない事、わかっていない部分に気づくのです。 研修講師は、自分自身への気付きや学びを与えてくれる有り難いお仕事です。 感謝!
2012.7.10
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