コーチのコア・コンピテンシーを学ぶ
ぐんちゃぷ(日本コーチ協会群馬チャプター)の勉強会で、「行動計画とゴールセッティング」を扱い、改めて「ゴールセッティング;目標設定」の必要性を例える話しが浮かびました。 「バーの無い」高跳び競技を想像してください。跳び上がった高さをカメラで計測して記録とする。恐ろしく困難な競技ですね。「出来る限り、最大限高く跳びます」と本心からそう言い努力しても難しいのです。目に見える明確な目標はそれほど大切なもの、必須なものなのです。
古代ローマの政治家・哲学者・思想家であるセネカは、 「我々の計画というのは、目標が定かでないから失敗に終わるのだ。 どの港へ向かうのかを知らぬ者にとっては、いかなる風も順風たり得ない」 と言っています。 また、帆船は地球の自転、コリオリの力、気流、海流を考え、自分自身(舟)の傾きを変え帆を変化させて目指す方向に進みます。向かい風ですら目的に向かった進行方向への力に活用する術を持っています。人生という大海原を航海する我々が行動計画を立てるとき、この帆船の考え方はとても参考になります。
2012.4.6
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