「生き残る判断、・・・」まさにその現場を訪問
今回訪問した7 ワールドトレードセンター(7 WTC)は、2001年9月11日アメリカ同時多発テロ事件でツインタワーが倒壊した折その煽りを受けて共に崩壊し、2006年に再建された新しいビル。現在建設中の1 ワールドトレードセンター(One World Trade Center)の直ぐ横、北側に位置しています。 上の写真は、7 WTCの52階から9/11MEMORIALを見下ろしたもので、右側にまっすぐ下から上まで写っているのが工事中の1 WTC、丁度この撮影位置で半分の高さ、完成すると1776フィート(541m)になる超高層ビル。ちなみに1776は米国独立の年数。東京のスカイツリーが「武蔵」の語呂合わせで634mにしたのを思い出しました。地上に見えている2つの四角い建造物は、ツインタワー跡地のMemorial North PoolとSouth Poolです。
残すものと、変えるもの
リーダーに求められるものに、何を残し、何を捨て去るか、の判断力があります。この跡地再開発に対し、多くの遺族が事件の風化を心配し、当初は跡地を「聖地」として保存するよう求めていました。結果、メモリアルプールを囲む御影石には、「9/11」と、1993年に起きた爆弾テロで犠牲になった計2983人の名前が刻み込まれています。
2011.10.1
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