ピーター・センゲの序文に惹かれて
“「知らない」ということこそが強みであり、表面的な答えを出す力よりも問う力のほうが大切であり、想像力とコミットメント、忍耐力、そして心を開き互いに信頼する力のほうが、長い目で見れば単なる「頭の良さ」に勝るのだ” これが、この本の序文の一節。
啓発的な部分も多く、人の本質に戻って考えさせられる本で、コーチの本質にも通じると深く感じました。また、リーダーにも読んで欲しい本だと思い、紹介します。 “人にもっとも大きな影響を与えるのは、大きなことをなす人物ではなく、私には大きなことができると思わせてくれる人物だ” 本文中のこの一節は、ぜひ世のリーダーに伝えたいと思います。
「なでしこジャパン」 に見る集合知
折しも日本の女子サッカーチムがワールドカップで世界一に輝きました。佐々木監督のリーダーシップが大きく取り上げられていますが、チーム内のコミュニケーションの質が非常に高度なものに昇華され集合知が形成されていたと感じました。そこに個々人の能力を超えた、驚くべきチームプレーが生まれたと思います。(この文章だけでは、飛躍がありますね。ぜひこの本をお読み下さい) コーチの私は、佐々木監督の“上から目線でなく横から目線で” これも気に入っています。 「さあ一緒に世界一になろう!」 (佐々木監督の著書「なでしこ力」のサブタイトル)
2011.7.19
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