2010年11月

コーチ力は
人間力の尺度

埼玉チャプター勉強会
  ▲第一印象をメモすることから

相手をうまくいかせる

日本コーチ協会埼玉チャプターの11月定例セミナーでお話しさせて頂きました。コーチの最終目的は「相手をうまくいかせる」ことですが、そのためにコーチ自身に求められるものは何だろうか、そんなことを考える機会でした。
先月、群馬チャプターで「信頼関係」を扱った時のメモに、「邪魔になるのは、固まった自分自身の考え方や判断の基準、生き方そのものだったりする」とあります。今回のセミナーでは、「自分を知る」ためのエクササイズに多くの時間をとりました。これは、面白さ、楽しさと共に驚きをも与えたようでした。
できるつもり、わかっているつもり、この「つもり」って怖いですね。つもりつもって・・・それが固まって、その殻から出られなくなってしまう。

信頼関係がなせる技

文化の日に航空ショー(航空自衛隊入間基地)を見に出かけましたが、ブルーインパルスのアクロバット飛行目当てに凄い人出(28万人だったそうです)でした。その技に向けての訓練も大変でしょうが、根本には相手を信じる信頼の絆がないととても完成させることができないと強く感じました。《この写真》は、直進する一機の周りをもう一機が螺旋状に回りながら飛行しているのですが、すばらしいですね。
 

2010.11.7

秋の木曽路
木曽檜の組子細工

組子細工
  ▲買い求めた組子細工

「夜明け前」の舞台、馬籠宿から妻籠宿

「木曾路はすべて山の中である」で有名な島崎藤村「夜明け前」の舞台である中山道馬籠宿(まごめ)から妻籠宿(つまご)を訪ねてきました。妻籠宿は、中山道と伊那道が交差する要だった所で、江戸時代の宿場の姿を色濃く残すところ。しかし今に至るまで、家や土地を「売らない・貸さない・壊さない」という三原則を作り、景観を修復・保存した地元の努力があったとのこと。時代を生きる中で、いや日常生活の中でも、「何を守り、何を捨てるか」、これって生き方を決める要ですね。

伝統の技

昨年TVで見かけ、心惹かれるものがあってメモしておいたHPを頼りに、南木曽(なぎそ)の楯木工製作所をアポ無しで訪問、あいにく工場には鍵が掛り留守。通りかかった母子にお声がけすると、なんと楯さんのご家族の方。ご親切にも、工場主の楯さんを呼んで来て下さいました。私が惹かれていた組子細工のお話を聞きました。組子細工は、細かく割った木材を手作業で組み合わせ、様々な模様を編んでいく伝統的な技法のもの。もともと建具の欄間(らんま)や障子などに使われるのですが、今では檜の組子細工を現代の暮らし、和・洋どちらにも合うような家具、雑貨に取り入れる試みをされています。すばらしい作品を見せて頂き、求めた一つが上の写真です。工場の目の前にあった神社の紅葉も、美しかったです。
 

2010.11.21

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