2010年1月

あけまして
おめでとう
ございます

変化受容から
変化活用へ

出雲大社
  ▲出雲大社御仮殿

変化を受け止めた昨年

「自分自身の身体に」「家族に」「仕事関係に」「社会環境に」多くの変化が生じた昨年でした。
そして、それを受け入れることを学びました。その結果、自分をより深く知ることが出来たと感じています。

今年は変化を活用する

「変化活用の2010年」、年賀状に記した言葉です。賀状を書き上げた後さらに新年に向けて想いを巡らせていて感じたのです、「『変化を活用』とは少々上から目線で偉そうだな」と。
そう「変化」は自分自身に求められているのです。

「道の道とすべきは、常の道にあらず」
真理とは絶対普遍のものと考えていた私を揺さぶり視点を変えさせた「老子」巻頭のことば。真の道は、絶対普遍の固定した道ではく、万物は瞬時も止まることなく変化し続ける。
「変化」こそ宇宙の本質であり、それを真に認識するためには、事物をつねに変化においてとらえなければならないとする老子哲学。

「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である」 これは進化論のダーウィンの格言、
  It is not the strongest of the species that survives,
  nor the most intelligent that survives.
  It is the one that is the most adaptable to change. (Charles Darwin)
です。昨年は、起こる変化を受容したのですが、今年は、「意図を持って自ら変化する」。
これですね!

出雲では「神在月」

昨年11月、出雲大社を参拝しました。この時期旧暦10月は、全国八百万の神々が出雲に出張中で「神無月」と呼ばれますが、ここ出雲では「神在月」になるのですね。
また平成25年までは「平成の大遷宮」の期間で、ご本殿は「素屋根」とよばれる大きな建造物で覆われていました。遷宮と呼ばれる「修造」。これは、「技術の伝承」と「恒久を保つ」事を狙った日本の文化・日本人の智慧だと思います、変化を見越した。

2010.1.1

日光へ「初詣」

強いエネルギーを
感じたのは

大猷院
  ▲大猷院夜叉門

日光といえば東照宮でしたが

「三仏殿」「東照宮」「薬師堂」「二荒山神社」「大猷院」をゆっくり参拝しました。東照宮は、何度か参拝した記憶がありますが、その他の社寺はほとんど記憶にない状況でした。
これらの多くが世界遺産だけのことはあってすべてが素晴らしいものでしたが、私に強いインパクトを与えたのは輪王寺大猷院(りんのうじたいゆういん)でした。

輪王寺大猷院

大猷院は三代将軍家光の廟所で、その遺言により東照宮を凌ぐことのないよう規模、細工とも控えめに造営されたと言われていますが、東照宮とは違った存在感があります。
入り口の「仁王門」から、墓所の入り口に当たる「皇嘉門」まで、6つの門で、境内が立体的に仕切られており、門をくぐるたびに天上界に昇っていくような感じです。大猷院の中心伽藍は「拝殿」「相の間」「本殿」ですが、「仏殿造り」の純仏教形式となっています。この拝殿で拝ませて頂いたとき、合掌と同時に、脳天から頸椎に向かって音を立てて何かが流れるのを感じました。他の社寺と違って参拝客がほとんど居らず静かっだ事が原因なのか? 私の中に何かつながるものがあったのか? それを確かめに、もう一度尋ねてみたいと思ってます。

2010.1.4

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