変化を受け止めた昨年
「自分自身の身体に」「家族に」「仕事関係に」「社会環境に」多くの変化が生じた昨年でした。 そして、それを受け入れることを学びました。その結果、自分をより深く知ることが出来たと感じています。
今年は変化を活用する
「変化活用の2010年」、年賀状に記した言葉です。賀状を書き上げた後さらに新年に向けて想いを巡らせていて感じたのです、「『変化を活用』とは少々上から目線で偉そうだな」と。 そう「変化」は自分自身に求められているのです。
「道の道とすべきは、常の道にあらず」 真理とは絶対普遍のものと考えていた私を揺さぶり視点を変えさせた「老子」巻頭のことば。真の道は、絶対普遍の固定した道ではく、万物は瞬時も止まることなく変化し続ける。 「変化」こそ宇宙の本質であり、それを真に認識するためには、事物をつねに変化においてとらえなければならないとする老子哲学。
「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である」 これは進化論のダーウィンの格言、
It is not the strongest of the species that survives,
nor the most intelligent that survives.
It is the one that is the most adaptable to change. (Charles Darwin)
です。昨年は、起こる変化を受容したのですが、今年は、「意図を持って自ら変化する」。 これですね!
昨年11月、出雲大社を参拝しました。この時期旧暦10月は、全国八百万の神々が出雲に出張中で「神無月」と呼ばれますが、ここ出雲では「神在月」になるのですね。 また平成25年までは「平成の大遷宮」の期間で、ご本殿は「素屋根」とよばれる大きな建造物で覆われていました。遷宮と呼ばれる「修造」。これは、「技術の伝承」と「恒久を保つ」事を狙った日本の文化・日本人の智慧だと思います、変化を見越した。
2010.1.1
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