江戸の原点は小田原にあり
標記をテーマにしたNHKの番組「ブラタモリ」を見て気にかかっていた小田原城を訪問しました。難攻不落、無敵の城と言われた小田原城は「総構(そうがまえ)」と言われる、城下町を丸ごと堀、土塁、あるいは尾根で囲んだもので、その痕跡が市内のあちこちに残っています。
総構は、江戸だけでなく京都や金沢など全国に見られ、それらは全て小田原以降に作られたそうです。
城の作りだけで無く、二代目北条氏綱は「五箇条の訓戒」を残すなど名君だったのですね。「勝って兜の緒を締めよ」も氏綱の言葉だそうで今まで知りませんでした。「勝っても思い上がらず謙虚になり、恐れることを知れ」と戒めていたのです。
「雪だるま」は二段重ね
散策の後は、温泉でゆっくり。小田原のヒルトンホテルで一泊しました。その玄関で迎えてくれたのが右のクリスマスリース、アナ雪に出てくる「オラフ」が座っています。
オラフは「雪だるま」ですが、西洋の雪だるまは「スノーマン」。頭・胴・下半身、三段重ねの人間です。日本の雪だるまは二段重ね。これは、何年も座禅をしていた達磨大師の手足が無くなった姿に模したものだそうです。それにしても、写真のスノーマンは、スマートですね。
雪が積もると、雪を転がして大きな球を作り、それを重ねて人に見立てる、これは子ども達に共通する感覚のようですね。