「智慧の樹」を使って

▲ 「智慧の樹」を使って性格を分ける

授業に「智慧の木」を活用

新型コロナ感染の第11波が取り沙汰されている昨今ですが、グループワークが解禁された小学校の授業「智慧の樹」を使いました。
カードに書き出した色々な性格を、アニメ「ドラえもん」の登場人物「のび太くん」「しずかちゃん」「ジャイアン」に振り分ける作業をグループ毎に行ってもらうのです。上の写真はその様子、学校のホームページから借用させてもらいました。
私の狙いは、言語化された性格を客観視すること、それを仕分けする時に決めきれない、意見の相違が出る過程を経験させることで、
・性格を決めつけてはいけない
・一人の中に色々な性格がある
・どの性格が強く現れるかは、相手との関係で決まってくる
ことを伝える処にあります。
その上でどのようなコミュニケーションがとれるか、どのように話せば伝わるか、そこに落とし込んでいます。

「聞き方」は〝違い〟を切り口に

「聞き方」の練習

上記(智慧の樹活用)は6年生向けの授業ですが、評判は上々です。
私としては、もう少し時間を掛けて(小学校は45分授業)伝えたいのですが、限られた時間にエネルギーを集中させる、テンポ良く進める(乗せる)のも大切なスキルだと(自分に)言い聞かせています。

5年生向けの授業は「聞き方」、同じ言葉を語っていてもその言葉に持たせている(持っている)意味やイメージは人によって異なっている、なのでよく聞いてみよう、という切り口から入っています。そして、「聞き方カード」を配って、人の話を聞くときの一つのパターン(型)を練習してもらっています。こちらの写真がその風景、カードに書いてある言葉は、
「体を向けてにこやかに、あいずち、うなづき、くりかえし」
リズム良く歌うように復唱してもらっています。

小学生から、60歳以上のエグゼクティブまで、コーチという仕事は楽しいです。
これからは、AIコーチとの差別化を考え実行していく、正に「智慧の時代」になると思っています。
「肉体労働」「知識労働」「智慧労働」は時代の流れですね。