花の色が違う
私の中では定番になっている「花の香り」の話題、「蝋梅」「梅」「沈丁花」「クチナシ」「菊」・・・、幼い頃の思い出としっかり結びついています。
「キンモクセイ」は20年ほど前までは「トイレ(便所)」との関連付け「芳香剤の匂い」が強かったですね。それが、今は「自然の季節を感じさせてくれる香り」になり、このトピックスでも毎年話題に上げています。
で、今年も同じ事を? ではないのです。今年は「色の違い」に注目しました。上の写真「橙色」と「黄色」(薄い橙)が混ざっています。今までの私、白い花の「ギン(銀)モクセイ」は知っていましたし、散歩道に一本だけあります。そのほか何十本も見かけるのは「キン(金)モクセイ」。
今年、そのキンモクセイにも「黄色い花」と「橙色の花」があることに気づき、キンモクセイの種類を調べてみました。
諸説ありましたが、元になっているのは
1.日本在来のキンモクセイ(薄黄金木犀)
2.江戸時代に中国から渡来したギンモクセイ(銀桂)
3.明治時代に中国から渡来したキンモクセイ(金桂)(丹桂)
だとのこと。
で、いま日本に広まっているキンモクセイは、園芸用に接ぎ木やクローン栽培されたものですが、その起源が「1」「3」のどちらかは分からないそうです。
言える事は「キンモクセイの花の色には、黄色いものから橙色のものまで個体差がある」こと。ちなみに「金木犀」「薄黄木犀」の名付け親は、前回のNHK朝ドラの牧野富太郎博士だそうです。
意識は虫眼鏡
「ああ、今年も香ってきたな~、秋だな~」で終わらず〝色〟に注目したのは何故かな、と思いながら「柿」や「唐辛子」の色を楽しみながら散歩していた今日、「白いなす」と出合いました。
“きれいで可愛い”ですね。
「白なす」は皮の色が白や淡い緑色をしているナスの総称だそうですが、加熱するととろけるような食感になることから別名「トロナス」とも呼ばれるそうです。食べたことがないな~
こちらの写真は、枯れ枝に咲いた「桜の花」です。いわゆる狂い咲き。
見逃さなくてヨカッタ~、こちらも可愛い。
いくつか決まった散歩道ですが、チョットした変化、自然の変化に気づきます。私は、牧野博士ほどではありませんが、似たところがあるかもしれません。
「意識は虫眼鏡」これは、私のコミュニケーション講座で使っているフレーズです。
「人は、見たいものを見、聞きたいことを聞いている」
「脳には意識したものが飛び込んでくる」、そうですよね。