百体観音堂と高窓の里
今年も始まった本庄市(埼玉県)の全小学校での授業、8年目になります。
他のお仕事、オンライン研修やコーチングが増えたお陰で、時間の使い方を工夫せざるを得なくなりました。今まで自宅で行っていたオンライン仕事を、移動先に持って動くようにしました。移動先で宿泊するようにしました。するとどうでしょう、移動先での空き時間が増えたのです。
ご紹介する「百体観音堂と高窓の里」は、本庄市児玉町小平地区、近くの児玉小学校での授業が終わった後、散策した場所です。
〝伝統文化が息づき 故郷の郷愁がが漂い 人と自然が共生する小平 高窓の里 日本の原風景に 会いに来てみませんか〟
こう書かれた案内に惹かれて。
この地域の一番、見所は児玉三十三霊場第一番札所「成身院百体観音堂」です。
観音堂の正面に吊り下げられた大鰐口は、直径が180cm、厚さ60cm、重さ750kgで、寛政7年(1795)江戸の鋳物師西村和泉守の鋳造とされていました。さすがこの大きさ、見た目の迫力もさることながら、その重低音の響きは腹に染み渡りました。
観音堂の外見は二階建てですが、内部は三層になっています。一層には「秩父三十四観音札所の本尊」が並び、二層には「板東三十三観音」、三層には「西国三十三観音」が安置されています。そこを「右遶三匝(うにょうさんそう;時計回りに三巡りする仏教の礼法)」して、百体の観音様にお参りし、別の通路を降りてきます。巻き貝の内部に似ているということから、この形のお堂を「さざえ堂」と言っています。
「さざえ堂」の名を聞いたときに思い出しました。以前、福島の会津若松に行ったときに出合ったことがあることを。ぐるぐる回って不思議がった思い出が蘇りました。
やはり、お堂の中にこの写真のような説明がありました。ここ以外には、曹源寺さざえ堂(群馬県太田市)、旧正宗寺三匝堂(福島県会津若松市)。とすると、私が知らないのはあと一つ群馬県太田市の「さざえ堂」ですね、次の目標にロックオン!訪問します。