コーチ型ファシリテーション

▲ 正に今、私が取り組んでいること

優れた問いからはじめる

〝正しい答を手にするための鍵は、正しい問いにある。優れた答えを得る最善の方法は、優れた問いからはじめること〟
上の写真右側の書籍「問いこそが答だ」(ハル・グレガーセン著)で訴えている事です。
そもそも脳には「分からない状態、答が埋まらない空白」があるとストレスを感じ、それを埋めようとする特性があります。コーチは、その特性を利用する質問の投げかけも行います。
逆から見ると、自分が正しいと思える答を手に入れると、新たな問いを発することを止めてしまう。「分かった」が「思考を止める」現象が起こります。
自分が間違っていると分かっているときは問い続けられる、そのとき本当の正解に近づける。間違っていると認めることがスタートだとも述べられています。

協働で起こる行き詰まりを突破する極意

この標題は、上の写真左側の書籍「共に変容するファシリテーション」(アダム・カヘン著)の帯に書かれているキャッチです。
会議や討論などで、司会進行する人が論点を提示したり、誰かが発言するのを仕切ったり、結論をまとめたりする場面はよくあります。
そこでよく見られるのが「議論の過程で突っ込んだ発言を避ける」「分からないのに質問をしない」「腑に落ちていないのに発言できない」「声の大きい人の意見や、全体の場の雰囲気に流される」「その場がまとまるように議論を終わらせる」などです。
その結果、形として結論や合意に関しても、論理的には正しくとも共感や納得、コミットメントが築けていないために、メンバーのほとんどが主体的に動かない状況に陥ることがあります。
私が目指している「コーチ型ファシリテーション」は、コンテンツだけでなく、メンバー達の間で起こるグループ内の「プロセス」、すなわちメンバーの関係性や場の状態に焦点を当て、それをもってメンバーたちの新たな理解、関係性、意図を生み出すことを目指しており、正にこの本が述べてくれています。

ドンピシャの研修の場

PBLを指導する先生方への研修

上記「問いを置いて対話する」と「コーチ型ファシリテーション」を実践活用する研修仕事が舞い込みました。
広島県と庄原地域(庄原市)が一体となった「庄原ひとづくりコンソーシアム」の中のマイスター・ハイスクール事業「地域の未来社会実装型農業をデザインするアグリビジネスプレーヤーの創出」の中で、PBL(Project Based Learning)手法で生徒たち(庄原実業高校)に学習させるに当たっての先生方への「ファシリテート、コーチング、マネジメントに係わる教職員のスキル向上」です。

お土産に頂きました

この研修では、私自身が先生方に「やってみせる」、先生方には生徒役で「体感してもらう」形で進めました。
タックマンモデルを基本にしながらも、メンバー個人には、コーチ的に関わるファシリテーションです。
「場づくり」「問いづくり」「ワイガヤづくり」「収束」など、そこで私が使った手順・手法を説明、資料化して置き土産にしました。

そのお返しに私が頂いたお土産がこれ、〝豊かな味わい 連携学習米「あきさかり」〟生徒たちが実習で作り上げたお米です。嬉しいです、ゆっくり味わいます、きっと美味しいでしょうね。

噂の店、“ひさご”のお好み焼き

広島で「味わう」といえば「広島お好み焼き」があります。
広島空港から庄原市に向かう銀山街道にある(一部では有名な、知る人ぞ知る)広島お好み焼きの店「ひさご」に立ち寄りました。
これでもか!というほどキャベツが沢山入って、よくまあ形をまとめられるなと感心しましたが、味もまとまりが良いのです、キャベツだらけなのに・・・、こちらも満足。
唐辛子を練り込んだ赤い麺(焼きそば)も初体験、癖になる味です。此処まで、また来られるかな。