個人と会社を幸せにするリーダーの小さな習慣
標記は、「読書」ではなく今回学んだ「講演ビデオ」のタイトル、講演者はトム・ラス(Tome Rath)氏。
トムの研究分野は、ビジネスにおける人間行動の役割、健康、ウェルビーイングで、「ストレングス・ファインダー」で有名な人です。
講演の中でトムは、多くの人が入社時に描く
・自分や家族の生活が豊かになる
・個人より集団(組織)の方が成果が上がる
という期待は裏切られ、“会社のせいで生活が悪化した” と思う人が大多数である、という調査結果を示しています。
そして、トムが関わった企業ではこれを覆し、大半の社員に生活向上を実感させてると述べ、
「個々の利が、組織の利につながる」
と結論づけています。
何をすれば良いのか
上記の結論は、今年8月16日のトピックス「何のために働くのか」に書いた私の考えと一致しており、力強く感じました。
その為には何をすれば良いのか、個人やチームがどう行動すれば、そうなれるのか?
トムは、生涯のウェルビーイングではなく、日々の生活で “今日は良い日だった” と感じられる事にフォーカスし、3つの要件を上げています。
1. 人に役立つ “意義” を生み出すこと
2. ポジティブな “交流” をすること
3. ベストな状態で過ごせるよう “エネルギー” を蓄えること
「同僚や顧客を笑顔にした」という小さな成功が最大の要素。小さな成果の積み重ねが 生産性やウェルビーイングを高める。
大切な意義ある仕事をしているのに、その意義に思いを馳せていない人が多い。リーダーはその意義を気づかさなければならない。
否定的な言葉を使わない、相手を承認し、真剣に耳を傾ける会話。
自分のエネルギーを蓄えるために最も重要なのは「睡眠」であり、仕事のパフォーマンスを上げるために必須の要素である、と述べています。
私も全くその通りだと考え、感じています。
トムは、これらの要素を研究の結果から述べており、それ相応のデーターを押さえているところが私と違うところです。
「裏付け」をありがとう! トム!!