米国人一家を案内して
「富士登山」をメインに、「温泉」「食べ歩き」で日本文化にチョト触れたいという要望を持って来日した家族、その観光タクシー役をこなしました。
さすがに富士登山は別枠、一緒せずに下山翌日からの案内ですが、無事に登頂、下りてきてくれて良かったです、ホッとしました。
筋肉痛を訴える一家を連れて、箱根の老舗温泉宿に宿泊。私はゆっくり温泉を楽しみました。一家は、翌日の温泉リゾート施設「ユネッサン」が面白かった様です。私も初めて、規模の大きさに驚きながら楽しい時間を過ごしました。
鎌倉を散策
江ノ島に寄った後、鎌倉へ。
鎌倉では「天井図の龍と、竹の庭を見たい」とピンポイントのリクエスト、良く調べています。
この写真が、建長寺法堂の天井に描かれた「雲龍図」。
雲龍図は、さまざまな画家によって描かれており、曽我蕭白(そがしょうはく)、狩野探幽、葛飾北斎など江戸時代の作品が有名ですが、こちらは小泉淳作画伯が1年7か月の歳月を掛け製作し、2000年に奉納(76歳)したものだそうです。
「天空にあって地上を見下ろし、人間のさまざまの災害に対して庇護を与えてくれる、人類が一つの理想的な動物として空想を凝結したものが龍である」
として描いたとされています。
こちらの写真は、法堂の奥にある「方丈(龍王殿)・庭園」の池、「蘸碧池(さんぺきち)」です。
難しい漢字です。蘸碧池とは、緑の木々の色が青い水に浸って輝いていることを表しているそうで、正にその風景でした。
「鎌倉」・・・、若い頃何度か訪れていますが、初めて見聞することが多いですね、インバウンドに教えられることが多いです。
アイキャッチ画像(ページ最上部の写真)は、報国寺の「やぐら」。やぐらとは鎌倉地域に多く存在する横穴式の墳墓のことですが、このやぐらは、開基・足利家時と四代鎌倉公方・足利持氏の嫡子義久の墓だそうです。
報国寺は本堂奥の「竹の庭」が有名で、およそ二千本の竹と四季折々の草花の姿を楽しめますが、この季節、吹く風の涼しさと揺らぐ竹の音を楽しみながら、一服のお茶を頂きました。
日本文化・歴史を共に感じさせてもらいながら、この日は東京築地のホテルに送り込んで終了。
運転手は、一旦自宅に引き上げました(強烈なゲリラ豪雨に出合いながらもなんとか無事に)。
一家はこの後都内を自力で観光、週末には再度合流して「日光」に出掛けます。
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