海なし県で鯖(サバ)の養殖
私が時々訪れる立ち寄り温泉で鯖の養殖を行っていると、今年5月のトピックスで紹介しました。今回立ち寄ってみると掲載写真のように、大々的にアピールしていました。
鯖は昔から大衆魚として愛されてきましたが、近年その栄養価の高さからブームが起き、再び注目を集めていますね。
「関鯖」や「ハーブ鯖」と言ったブランド鯖もありますが、まだまだローカルな話とは言え、埼玉県産の「とろ鯖」が名乗りを上げた?
集客・新規事業として
この温泉施設では、モダンな休憩フロアー(書籍類、パソコンスペース、無料コーヒーなど)、「寝かせ玄米」と「糀料理」にこだわった食堂、地産品の売店など人を集める工夫を行い、戦略的経営を進めているように感じます。
私がここを知った10年近く前は、昔ながらの温泉でしたが、随分と変化しました、お湯以外は。
右のポスターのような集客イベントを行っているのですが、昔ながらの誰でも気楽に参加出来る「ビンゴ大会」も毎週行っています。
客層を見越して、幅広い戦術を練っていると思います。
と、その時、こんなポスター(下図)も見つけました。う~ん、私のレベルを超える発想、事業展開を考えていたのですね、正直驚きました。
「鯖の養殖事業」だけでなく「鯖の養殖設備、ノウハウ」を商品化しているのです。
ところで、その鯖のお味です。
私が一番好きな鯖料理は「焼き鯖寿司」それも福井県の三国の焼き鯖寿司です。肉厚のジューシーな焼き鯖と、特別栽培米コシヒカリを融合させた一品です。
その思いもあり、鯖の押し寿司を注文しました。このお店の押し、うたい文句に〝玄米を三日間ほど保温し続けた「寝かせ玄米®」。寝かせることで、もちもちとした食感に変化。やみつきなる美味しさです〟とありました。その寿司飯と養殖鯖「とろ鯖」の押し寿司です。
う~ん、全く別ものでした。
「肉厚対とろ」「コシヒカリ対寝かせ玄米」比較する対象ではありませんね、別もの。
次回は、お刺身で味わいたいと思います。楽しみに。