言いたかったこと

▲ コーチングの本質を述べている

自己との対話を促す

この言葉、私が常々言い続けているコーチングの本質です。
マーシャ・レイノルズ著 「変革的コーチング 」の冒頭に以下の文を見つけ「そうなんだよ!」と、小躍りしました。

“ ・・・ コーチや指導者は、クライアントや従業員に集中するより、ルールどおりの質問を考えるほうに時間を費やしているのです。それではコーチング学校やリーダーシップ講座で習ったお手本どおりにできているかを気にかける「チェックリストつきコーチング」になってしまい、結局、クライアントにとっては役に立つより不満の方が大きくなります。”

“ ・・・ 魔法のような質問を見つけるより、クライアントに神経を集中し、話を要約したり言い換えたり整理したりして、内省を促す発言をすることのほうが、簡単かつ効果的なのを知らないのです。”

“ ・・・ コーチングとは「探求」のプロセスであって、質問をし続けることではありません。「探求」をするのは、解決法を探すためではなく、クライアントに自身の思考に対して批判的な目を向けさせるためです。”

しかし、これといえども “己の有能性” を証明したがる人間の性(さが)、コーチや指導者にとっても難しいことなのです。なのでチェックリストつきコーチングに・・・
ヘスン・ムーン著 「未来を変えるコーチング」、こちらは

“ ・・・ 楽しく読んで多くを学べる「癒やす対話」の手引き書 ・・・”
“ ・・・ 自己との対話も周囲との関係も充実させるために効果的な実践ツール ・・・”
“ ・・・ 心理療法の専門家が多用する難しい言葉で読者を煙に巻いたりしない。本書は、コーチ歴・セラピスト歴の長い読者には謙虚さを忘れないため、入門者には学びのために必携の書 ・・・”
読みやすく楽しい本です。が、コーチとして「ドキッ」とさせられる内容が沢山あります。

父の日に

中央に「獺祭(だっさい)」が!

ニューヨークに住んでいる娘から、お酒のセットが届きました。日本酒のことなど全く知らない子でしたが「獺祭(だっさい)が入っていたのでこれを選んだ」と。
その昔、安倍首相がオバマ大統領に贈ったとか、今年のG7外相会議の夕食会で振る舞われたとか、日本酒文化を世界に広める一翼を担っている銘柄です。

「獺祭」は、獺(かわうそ)が捕らえた魚を岸に並べてまるで祭り(お供え)をするように見えるところから、また詩や文をつくる時多くの参考資料等を広げちらす様子を示す言葉だそうです。

う~ん、私の「言いたかったこと」は何だろう?
本との出会い、お酒のプレゼントに対して「ありがとう」かな。