“温泉巡り”のつもりが・・・
少々立て込んでいた仕事に隙間を作り、全国旅行支援に対応した “愛郷ぐんま” “信州SPECIAL” を利用した温泉旅行を企てました。
初日は久しぶりの草津温泉でゆっくり、まったり、・・・
二日目は、紅葉が見られるかもと淡い希望を抱いて信州の山間を目指してドライブ。
行き着いたのは、烏帽子岳山麓の長さ4キロメートルにわたる大渓谷で、角間川の両岸に切り立った険しい崖や巨岩が続く角間(かくま)渓谷。
そこで目にしたのがまっすぐ延びる222段の石段、そこには「岩屋観音」が祀られているとの案内板が・・・、その先には“遊歩道”が続いているので階段を下ること無くハイキングできる、と思ったのが大間違い。未整備の、踏み跡が消えかかった、険しい斜面の“山道”に突入してしまいました。
「鬼が城」「鬼の門」「猿飛岩」などと名付けられた奇岩と出合うことが出来ましたが、かなりリスキーでした。それもそのはず、真田十勇士忍者猿飛佐助の修行の場とも言い伝えられている所でした。
ただ「鬼が城」の奇岩は「ハート」に見えます。今ならば「ハート岩」としてPRすると、人気が出るのではないでしょうか。
何とか渓谷を無事に下ることが出来た我々老夫婦は、真田幸隆夫妻と真田昌幸の墓所がある長谷寺(ちょうこくじ)にお参りすることが出来ました。
調子に乗った我々は、山道でなければ平気平気と「真田氏本城跡(松尾城)」、「砥石・米山城址」を巡ったのです。
山城なので結構大変・・・、温泉でゆっくり回復を図りましたが・・・。
帰り道立ち寄った先が・・・
翌日の帰路「妙義神社」に立ち寄りました。奇岩と怪石で名高い妙義山には何度か行ったことがあるのですが、その主峰白雲山の東山麓にある妙義神社にはお参りしていなかったのです。
創建は「宣化天皇の二年(537)に鎮祭せり」と社記にある、由緒ある神社です。本殿拝殿をはじめとする境内の諸建造物は、江戸時代初期から中期にかけての建造物で、江戸時代建築の趣をもった壮麗なもので、うっそうと茂る老杉の巨木と共に素晴らしい景色を作り上げています。
高さ十メートルの旧御殿下の石垣をはじめとする各所の石垣は其の技工の巧さが施されており、諸建造物青銅の大鳥居等と共に、文化財に指定されています。ただし、それらの建物をつなぐのは“石段”、全部で250段を超える段数でした。
(前日に続いて)苦労しないと、美しいものには出会えない、のでしょうかね。
実はこの後、埼玉県を代表する景勝地のひとつ「嵐山(らんざん)渓谷」にも立ち寄ったのです。岩畳と槻川の清流・周囲の木々が織り成すみごとな景観、特に紅葉が美しい自然環境を持ったところ、京都の嵐山(あらしやま)に対抗しています。
いや~、たいしたものです。よく歩き回りました。
温泉と美味しいものを挟めば、まだまだ動ける。嬉しいですね~