〝動き始め〟のお参り

▲ 武蔵國二ノ宮 金鑚神社の大鳥居

武蔵国二ノ宮 金鑚神社

小学校(本庄市)の二学期が始まりました。担当する授業が2~4校時、午前中で終わったので、隣接する児玉郡の金鑚(かなさな)神社にお参りしました。
氷川神社を武蔵国一ノ宮とする時期の二ノ宮という意味で、日本武尊に遡る由緒正しい神社です。
御嶽山(みたけさん)の麓に鎮座し、拝殿の後背にある標高300mほどの御室山【御室ヶ嶽(みむろがたけ)】を神体山として祀っています。

拝殿、奥に本殿は見えない

本殿という建造物を備えずに、山そのものを神体山とする原始信仰の続く古社です。

境内には、国の重要文化財に指定されている「多宝塔」があります。
また御獄山の中腹にある「鏡岩」は国の特別天然記念物に指定されている、と聞いていたので御獄山山頂に向けて歩き始めました。“山頂まで500m” との案内板に油断して・・・
しかし、この道 “御嶽山登山道” でした、最後は岩場の。

国指定特別天然記念物「御嶽の鏡岩」

400mほど登って、出合ったのがこれ、“幅5m 高さ9mほどの平らな岩肌” でした。
紅鉄変岩スレ肌という およそ9000万年前の岩断層活動の跡だそうです。
断層面が出来るときに強い摩擦力で 岩面が鏡のように磨き上げられた、という地質学的には大変貴重な資料だそうで昭和31年(1956)に国の特別天然記念物に指定されている程です。(地質や断層が大好きなタモリさんが見ると喜ぶのでしょうね)

神体山(御室ヶ嶽)を展望する御嶽山

鏡岩から更に厳しい登り、最後の詰めは岩山でした。

たどり着いた山頂は、北関東を一望できる素晴らしい眺望で、そこには御神体(御室ヶ獄)を背景にした小さな祠(ほこら)が鎮座していました。

今年度の下期、企業研修も新たに始まります、かなりタイトなスケジュールで。下期の仕事が順調に流れるようお頼み(神頼み)して下山開始。
ここが一番注意しなければならないところ!
先ずは足下を、自分自身でしっかりと!!
(翌日追記;無事に帰宅しましたが、足(ふくらはぎ)が痛い、筋肉痛~)