人と“接する”ベテランが集まって
この4月からず~っと「テレコミュニケーション」「オンラインミーティング」を扱ってきました。
今回、仕事で人を扱うことを専門とされているベテランが集まり、「オンラインで伝わるもの、伝わらないもの」をテーマの対話集会をZoomで行いました。
ちょうど9名、3×3の並びでお互いの表情もよく掴めます。
オンライン映像は、空間と共に時間も切り取っている
非常に印象的だったのは「オンラインで繋がった映像」は、画面という「枠」で空間を切り取っているだけでなく「時間も切り取っている」ということ。
「医者は患者さんが診察室に入ってくる時から出ていく時までトータルで見(診)ている」というお医者さんの話から広がりました。
「今」行っている直接面談のコミュニケーションは、「今が生まれる前」「今後に起こる状況」を含めて行われている。
どういう気持ち気分でこの場にやってきたのか、この後何処に戻っていくのか、コミュニケーションにはこういう要素も入っているのですね。
この要素を考慮したオンラインミーティングは、設計できそうです。
アイスブレークやクロージング、終了後の退出時間に雑談時間を組み込むなど、考えるのが楽しいです。
キャッチしようとする人の意識が9割
もう一点、これも同じお医者さんの話です。直接面談(診断)の時でも“どれだけ知ろうか” “隠れたものを見つけ出そうか”という意識が「キャッチできるかできないか」の大きな要素である、ということ。
言い換えれば、オンラインだから伝わらないのではなく、直接面談でも伝わらない人(キャッチできない、しようとしない人)には伝わらない。
オンライン診断でも、キャッチしようと意識を向ければ直接診断の9割近くは分かるだろうというお話でした。
「意識は心の虫眼鏡」 10年以上前になりますか、ボルテックスの望月俊孝さんから聞いた言葉です。
結局、伝達のツールやテクニックの問題よりかは、その人のスタンス・在り方で決まる部分が大きいという(当たり前の)こと、「傾聴力」ですかね。
丸くなるのは?
散歩道で、畑との間に植えられている「コキア」と「菊」の丸さに驚きました。何故、こんなに“まん丸く”なるのでしょう。
物理現象では「表面張力」とか「表面積最少」「接触抵抗」などの理由が考えられますが、植物の形状としてはどのような意味があるのでしょう?
「チコちゃん」に聞いてみたいですね。「そんなことも知らずに『ひたち海浜公園のコキアの紅葉は最高だ』なんて、ぼ~っと生きてんじゃないよ」と叱られますね。
「人」はどうすれば丸くなれるのかな~