「誕生学」から・・・

▲ 誕生学アドバイザー平井さんを囲んで

いのちはどこからきたの?

日本コーチ協会埼玉チャプターが行った上記タイトルのセミナーに参加しました。講師は、誕生学アドバイザーの平井郁子さん、若く熱心なお母さんでした。
子どもたちが、自分自身を受容し、自他を大切に出来る機会を作る活動を「誕生学」というツールで行っておられます。誕生学は、子ども達の命や性への前向きなマインドを育てる事を狙ったもの、私は「誕生学」を初めて知りました。

話しの中から、「性の権利宣言(1999年 第14回世界性科学学会総会)」「性教育からセクシュアリティ教育(2009年 国際セクシュアリティ教育ガイダンス)」という世界の流れも学びました。この流れからは「“自己決定力”を養う知識と環境作り」という表現が私の中に残っています。

すでにダメージを受けている子どもたちには

一方、すでにダメージを受け自傷行為に向かっている若者には効果が無い、きれい事過ぎる、かえって追い詰める結果になる、といった批判があることも知りました。
これは、サイコセラピー/カウンセリング/コーチングの区別(対象)を明確にしないまま、その効果の善し悪しを論じるのに似ている気がします。

「助求力」という考え方

今、小学校で自殺防止の観点、自尊感情の観点から「コミュニケーション」を扱っている私としては、困った時に「助けを求められる能力~助求力」それを育てる安全安心の環境作りをコミュニケーションの中に取り入れようと思いました。