幼い頃の記憶を呼び起こす
今この季節、あちこちに梅の香りが漂っています。上の写真、いつもの散歩道で見かける2本の大きな梅の木です。風が、遠くまで香りを届けてくれます。
このニオイを察知する能力(嗅覚)は、人間の根幹的能力(サバイバルに必要)だそうです。NHKの人気番組「チコちゃんに叱られる」でも扱っていましたね「鼻の穴は、なぜ二つあるの?」・・・「ボーッと生きてんじゃねーよ!」って。
視覚、聴覚、触覚、味覚情報は、一旦、大脳新皮質で認知されてから海馬に送られるのに対して、嗅覚情報は直接海馬に送られるのです。海馬と記憶の関係はここでは触れませんが、海馬が嗅覚情報をチェック・検索する過程で、関連する記憶を引き出すのだそうです。
私は、「菊の花」の匂いで「祖父の納棺シーン」が浮かびいます、六十数年前の事なのですが。他にも「沈丁花」と「クチナシ」は小学校の通学路ですね~。
この写真、散歩道の菜の花ですが、これも好きな春の香りです。これには、学生時代の「マザー牧場」が紐付いています。
匂いとは、関係ありませんが同じ日の散歩道で「つくし」を見つけました。異常に早いです。「桜」の開花と同じ頃が通常ですから。
「香り」「薫り」「匂い」「臭い」、評価や感情が加わると文字が変わります。「たばこ臭い」「たばこの香り」、全く違いますね・・・。なので人体生理学では用語として「ニオイ」を使うそうです。
脳を活性化
「香り」がリラックス効果を持つことはよく知られていますが「脳の活動を活発化させる」効果もあるそうです。
アロマテラピーを超えて「花の香りで行う健康管理と病気治療」も研究されていることを知りました。