マインドフルネスと禅

▲ 勉強会の様子

コーチ協会の勉強会で

グーグルが研修に取り入れたことで世界的に注目を集めている「マインドフルネス」。ストレス低減、生産性向上、健康向上に効果が認められており、日本でも注目度が上がっています。
企業研修を行うことが多いコーチ達も、ここ2~3年学んでいる人が増えており、ご多分に漏れず私自身も1年半程前から独自に学んできました。

今回、日本コーチ協会・東京チャプターが行う勉強会「マインドフルネスと禅の違い、その本質と関連を知る」とのタイトルに魅せられて参加しました。

曹洞宗の僧侶、藤井隆英さん

藤井隆英さんと智玄

禅僧の立場からマインドフルネスを語って頂いた藤井隆英さんは、禅における運動療法・動的瞑想指導の第一人者、整体師で一月院副住職というプロフィールをお持ちの方。そんな藤井さんに、ベトナム出身の禅僧侶「ティク・ナット・ハン師のマインドフルネス」の一端を教えて頂き、「正しい姿勢で呼吸をととのえれば、心もととのう」という身体から心へのアプローチを体験させて頂きました。

マインドフルネスは、「わたしの心身への気づき」。
インタービーイングは、「わたしとあなたの関係への気づき」
エンゲイジドブッディズムは、「わたしと社会の関係への気づき」。

この3つは、ティク・ナット・ハン師が提唱する考え方ですが、マインドフルネスに触れるということは、気づきを元にした、わたしの心と身体の健康と心地よさ。それを基にした他者や社会の健康、いわゆる「平和」得ること。これがマインドフルネスの本質であると教えられました。

「コーチング」が、ビジネス界に浸透し、その後広まって行ったプロセス(メソッド/ツールから本質へ)に似たものを強く感じました。