秋色の古都・奈良で
週末の奈良での仕事に合わせ、金曜日の午後奈良国立博物館で開催されている「正倉院展」を楽しみました。
正倉院という建物や、宝物を維持管理する人々。1200年も前のものが保存されており、それを今、目の前にしているという感動。
宝物の細工やデザイン感覚、伎楽面から感じた“生気”、魂のエネルギー。諸国の戸籍や正税帳、荘園の地図など行政制度、またその記録の几帳面さに驚きを隠せませんでした。
人間の能力は・・・
天平時代の人々の仕事振りに思いを馳せていると、今の自分たち、現代人の能力に意識が向かいました。文明の技術的側面は著しく発達し、“楽”な生活を得ています。しかし「人間が持つ生きる力」生物としての能力は退化しているように思います。
生活環境を良くする、システム化することは、人を退化させている
ことになるのでしょうか? 人の幸せ、魂が喜ぶ生き方、こんなことを考えさせられる正倉院展でした。
地方出張の帰りは
私の出張帰りの定番、今回は岐阜県下呂温泉でした。やはり、いい湯ですね。
さらに道すがら、付知峡(岐阜県中津川)を歩きました。「滝」や「吊り橋」で有名なところですが、紅葉の名所でもありご覧の通りです。今年の紅葉はこれで堪能、有り難う。