Part3.行動規範 〈職業上の行為全般について〉

1.私は、職業としてのコーチングにふさわしい振る舞いをし、職業としてのコーチングに対する一般の理解や支持を損なう行為は一切いたしません。
 
2.私は、クライアントとの関係におけるすべての契約を守ります。守秘義務、経過報告、その他の事項を含む明確な契約をクライアントと結びます。
 
3.私は、他の人々の努力や貢献を尊重します。
 
4.私は、私自身の資料を作成する際に、他の人々の創造的な著作を尊重し、私自身の著作であると偽ることはありません。
 
5.私は、ICF会員の連絡先情報(電子メールアドレス、電話番号など)をICFに認められている使用範囲でのみ使用します。

〈クライアントに対する職業上の行為について〉

6.私は、私自身のコーチング能力のレベルを正確に認識し、コーチとしての資格、技術、経験を誇張することはありません。
 
7.私は、クライアントがコーチングの本質および私との契約条件を確実に理解するようにします。
 
8.私は、コーチング・プロセスまたはコーチとしての私から得られる成果について、意図的に欺いたり、不当な主張を行ったりしません。
 
9.私は、私のクライアントまたはクライアント候補者に対し、誤解を招く恐れのある、または私の能力を超えた情報やアドバイスを与えません。
 

10.私は、クライアントが私とのコーチングからこれ以上得るものがなく、私以外のコーチまたは別の手段に頼ったほうがいいと思われる場合に、それを認め、クライアントにその変更を行うよう促します。

〈守秘義務・プライバシー〉

11.私は、クライアントが認めた場合、または法によって求められる場合を除き、クライアント情報の秘密を守ります。
 
12.私は、クライアントとしてもしくは照会先として、クライアントの氏名やその他のクライアント特定情報を公表する前に、クライアントの同意を得ます。
 
13.私は、私に報酬を支払う人に、コーチングを受けている人の情報を伝える前に、その人の同意を得ます。

〈利害の対立〉

14.私は、私自身の利害とクライアントの利害が対立しないよう努めます。
 
15.実際に利害の対立が生じたり、対立の恐れが生じた場合は、私はそれを隠さず明らかにして、クライアントにとって一番よい対処の方法をクライアントと検討します。
 
16.私は、クライアントに関する照会やアドバイスに対して、私が第三者から受けると予想される報酬を、そのクライアントに明らかにします。


ICF Code of Ethics(http://www.coachfederation.org/ethics/index.asp)から
(C)International Coach Federation 日本語訳:NPO 日本コーチ協会