Part1.コーチングの理念

国際コーチ連盟は、クライアントが自らの私生活および(または)職業生活のエキスパートであることを尊重したコーチングを支持し、どのクライアントも創造的で機知に富み、必要な資質をすべて備えていると信じています。この観点に基づき、コーチの役割は以下の通りであると考えます。
 

1.クライアントが達成しようとする目的を発見し、明確にし、協力する

2.クライアントの自己発見を促す

3.クライアント自らが解決策や戦略を生み出すよう導く

4.クライアントに責任を持たせる

Part2.コーチングの定義

職業としてのコーチングは、クライアントが生活、キャリア、仕事、組織においてすばらしい成果を生み出す手助けをする、継続的な仕事上の関係です。コーチングのプロセスを通じて、クライアントは知識を深め、能力を高め、生活の質を向上させていきます。
 
ミーティングでは毎回、クライアントが会話のテーマを選び、コーチは耳を傾け、意見や質問を与えます。この交流によって、物事が明確となり、クライアントに行動を起こさせるようになります。コーチングは、選択肢に焦点を合わせて意識させることにより、クライアントの進歩を促進させる働きをします。
 
また、クライアントが現在どの状態にあり、将来到達したい状態に至るために何をしようとしているのかという点に集中します。それは、その成果が、クライアント自身の意志、選択、行動にかかっており、コーチは自らの努力とコーチング・プロセスの活用がそれを支えていると認識しているからです。


ICF Code of Ethics(http://www.coachfederation.org/ethics/index.asp)から
(C)International Coach Federation 日本語訳:NPO 日本コーチ協会